yoshiyuki宅で保有する(あるいは所有していた)AV機器の故障/不良事例

うちで長年使ってきたデッキなどの故障履歴。


白(黒)メダカノイズ(故障ではないが障害の例)

1999年8月24日 強力な雷雨のため、BS放送の電波が減衰して白黒のメダカノイズが発生している。

BSの映像成分はFM変調なのでキャリアが下がるとこのようなノイズが出る。(説明手抜き)

SONY S-VHS TAPE -VXST120 (ふたの赤いカセット)

99年6月購入 SVHSテープ

松下のSデッキで記録しても黒引きが少ないという話を聞いて買ってみました。確かに記録の電磁変換特性は松下と相性がいいようで黒引きノイズが出にくくなりました。
しかし、使いはじめて2週間程度で2台の別々のデッキ(VICTOR X5 およびPANASONIC NV-SB606) でほぼ同時に巻き戻したときにテープの傷つきが発生しました。また二ヶ月ほどのところで東芝A−SB6にて同様になりました。テープの下部1mm程度に横方向の折れ目が入ったものと、下図のようにテープ下辺がワカメになったものがあり、いずれもCTLヘッドとの接触が悪くなり再生トラッキングが取れなくなるというものです。テープの下側が折れるということは、巻き戻しのときにテープ全体が下にずれやすいということです。
カセットリールが高速回転時、上下に振動するとこのような現象が起きると考えられますが、カセットリールを支えるばね圧が弱かったりするのでしょうか? これが1台のデッキで起きたことならば、デッキ側のパスのがたつき等も考えられますが、別々のデッキで発生しているのでテープの精度とか強度を疑っています。(とくに深く追求していないので単に想像しているだけですが…) 同じ日に同じように同じデッキで巻き戻し等を行っているTDKとFUJIのテープでは発生していないので考えられないことではないでしょう。

Victor HR−X5

97年購入 TBC/3次元Y/C分離、DNR テープオートキャリブレーション 編集機能搭載

購入後3ヶ月ほどで、再生画面に図のようなメダカノイズが発生する様になった。なぜか巷のマニアの間では静電ノイズという名前がついているが、なぜだろう? 結構湿度とか気温に関連して同じデッキでもでたり引っ込んだりする所が有るからなんだろうか…。面倒なのとサービスが遠いので修理に出さずにいるうちに2年が経過。常時ドロコンが動作するレベルの強力なノイズが発生する用になった。(多いときは画面の上中下と3〜4本)
原因はドラム内部の、上ドラムと下ドラムをつなぐアース用のスリップリングの接触不良だそうである。確かにこのばねがドラムの外についているタイプのデッキで、このアースばねを外すと同様のノイズが発生するので原因は間違い無いようだ。しかしノイズの発生原理はテープとこすれてヘッドの間に発生した静電気の放電ノイズとか言うのではないと思うんだが。何故に静電ノイズ…?
本体側で発生するノイズ電流がドラムに飛びついたり、グランドレベルそのものがモーターやデジタル系のパルスでふられていたりする場合、アースばね(アースリングとかブラシという言い方もされている)が機能しなければ、それらから隔離された上ドラムには変動の影響を受けてもキャンセルしてグランドに返すルートが無いので、そのエネルギーの一部がヘッドの巻き線やロータリートランスに誘導起電力を発生させ信号系に混入する=白メダカノイズとなる というルートなんじゃないだろうか? と想像しているのだけれど。湿度や温度に関連するのはアースばねの接触性が影響を受けているのでありましょう。
この故障、機種固定ではなくいろいろな機種で、数年にわたり発生している模様で、メカの基本的構造を設計した時点での設計不良だと思うのは、僕だけではないはず。というかそこら中で同じ話が聞ける。もう一台所有しているHR−VX1(96年購入)でも同じ症状がやはり購入1年以内に発生しているので事実といっていいだろう。
【対処方】
素直にサービスに出すのが吉でしょう。上ドラムを外してアースばねと受け側のスリップリングを磨けば直せないこともないが、素人がやって壊したら洒落ではすまないし。通常技術料が7000円程で部品代が数百円の修理。
なお先日(99/08)観念してVictorサービスに出したのだが、以下の点をはっきり伝えたところこの件に関しては無料で修理してくれた。太っ腹なのか同じ不良が頻発しているので何らかのお達しが回っているのか? あるいはうるさそうな客には逆らわないよう警戒しているのか?(笑)
1.故障の発生は購入1年以内であること。
2.同じ不良が複数の異なる機種、異なるロットや年代で多発していることから設計上の不備であると考える。したがって通常の故障保証の範囲は適用されないのではないか?
これを言ったところ特に反論とかもなく即無償修理となった。その節はお世話になりました>Victorサービス様。

Victor HR−VX1

96年購入 可変ヘッド搭載1号機 DNR など

購入半年で再生画にのみ白メダカが発生、ランダムに発生するときと発生しないときがある。修理に出すのが面倒なのでそのまま放置中。症状はX5と全く同じ。
購入後1年半程度して発生。TOPセンサーが働かなくなったため、テープトップ検出が出来ず、テープが先頭まで巻き戻ってもリールモーターが巻き戻し動作をやめない。一定時間経過後マイコンが異常を検知して電源を落とす。センサーについている導光板の汚れで感度が鈍ったのか?センサーそのものがいかれたのか? そのうちばらして調べてみようか? 同じ症状は他にも報告されているようで、経時変化に伴い派生する通常の傾向故障だろう。

Victor HR−S5800

94年購入 オーディオサラウンドプロセッサー内蔵

購入1年直後にスレッド用のテープガイドポストが、止めピンの自然脱落によりはずれ、その時ローディングしていたテープを噛み込んでしまった。
このポスト、メカの裏側から圧入ピンで止めてあるだけのもので、振動が加わる部分のため経時変化で脱落しやすい構造だった。1度は自分で直したが、半年ぐらいで再発したためサービスに持っていった。同じ時期に使っていたHR−S7800でも全く同じ故障が発生していたので、両方サービスに持ち込み構造上の設計不良を指摘したところ、無償修理になった。
購入後3年目ころから120分のテープを巻き戻すのに20分くらいかかるようになった。リールセンサー故障、あるいはリールへ動力伝達する変速ギヤが噛み合わなくなったか? 耐久性からいったらVictorのメカはこんなものだろうと思う。

Victor HR−S7800

94年購入 編集機能付 SVHS カラープロセッサー、フェーダー内蔵

購入時から、再生の色相がマゼンタの方向に回る。
プロセッサー機能付で映像信号の簡単な加工ができるのだが、カラープロセッサーの位相調整がずれていた。工場検査はパスしたのだから、調整の設計マージンの取り方に問題が有ったのだろう。ちなみにEDITモードではプロセッサーをパススルーするので症状が収まる。サービスにて調整しなおしさせた。
購入1年後、スレッドガイドポストの止めピン脱落によるメカ故障、その際テープを噛み込む。設計不良で無償修理。

三菱 HV−V920MN

97年購入 MNコンバーター内蔵BS対応S−VHSデッキ テープシミュレーター搭載

HV-V920MNの再生クロマノイズHV-V920MNの再生クロマノイズ
【写真例】 青い空に他の色が混じっていたり赤い部分に雲のように他の色が混じっているのがわかると思う。
購入の初めから、SVHS記録の特に3倍録画で再生画のクロマがもやもやと霞がかかっているようににじんで汚かった。同デッキで記録したテープを他社のデッキで再生させるとこのノイズは発生しない。したがってV920MNの再生経路に問題が有ると思われる。ノイズの出方から見てヘッドからの信号自体が何らかのノイズ源によって汚されているような印象を受ける。低域クロマ(629KHz)の周波数と近接した周波数成分のかぶりが再生RFに混入すると、このような再生画の色ノイズが発生することがある。
低域クロマに近接する周波数というとスイッチング電源の高調波が考えやすいが、このデッキはデジタル処理系満載でそのクロック(13.5MHzか27MHz)を元に分周したクロマと同期の取れるパルスが多数発生している。そこからのかぶりもありえるし、根本的にYFMの側波低域側のクロマへのもれ込みが分離しきれなくても同じようなノイズがでる。(SVHSでそんなお粗末な設定は無いと思うが…) 内部のデジタル系回路のアースがしっかり取れていないとかならば製造上の作業ミスかも知れないが、そうでなければノイズ源との電気的な分離ができていないとか、空間からのかぶりならシールドの不足といったことが考えられる。
開けてみるなりサービスに出すなりすれば何か改善すると思うのだが、面倒なのと^^;他にもデッキがたくさん有るのでどうでもよいか…と現在に至る。見て消し番組専門デッキとして活躍しているのであまり危機感は感じないし。
これも買った当初からの不良なのだが、再生中突然絵がぐにゃっと曲がり1〜2秒画面が乱れる。発生はランダムで1本のテープで1回発生するかしないか程度。
テープの送り速度が突然乱れるためドラムのロックがはずれ、それを回復させるためにドラムの回転数が急速に増減して絵が乱れているような症状に見える。どうもCTLを一瞬見失うような感じを受けるのだが、コントロールヘッドとテープのの接触が急激に変化するならば、テープが相当よれているような機械的な接触不良が考えられる。しかしテープに機械的なダメージは見当たらないことから、CTLサーボ系の回路設定がおかしいか、サーボマイコンのパラメーターにバグが有るのではないかと疑っている。
左の音声のみが突然でなくなることがある。原因は不明。おそらくマイコンコントロールの誤動作か、ミュート回路の誤動作だろう。出たり収まったりの繰り返し。高いクラスのデッキのくせに信頼性、性能ともに低い機種だと思う。
その時点でサーチもイジェクトもパワーオフもできなくなり、電源引っこ抜きリセットしかないというかなり困った仕様です。
マイコンバグならかなりお馬鹿なバグだし、熱暴走とかなら相当いいかげんな設計かも。

東芝 AB−S6

99年購入 BS S−VHS DNR TBC搭載

例の…ではないです。Victorの白メダカと同じようなノイズ。でもメカにゴミが付着してテープを傷つけているなのでメンテナンスで直せるだろう。